鎌倉アーバンパーマカルチャー(KUP)の料理のイベントに来てくれた夏菜ちゃん、数時間一緒にいただけで、もちろん調理は上手だし気が利くし年の割に動じないしっかりした人だなあと印象に残っていました。
トップの写真は、夏菜ちゃんのおかげでプロ級に仕上がった「雑草」イベント!
KUPがつくるお店をブラインド・ドンキーのシェフ・ジェローム・ワーグが手伝ってくれているので、ジェロームに会いにブラインド・ドンキーに行くたびに夏菜ちゃんが生き生きとジェロームと会話をしている姿に惹きつけられます。
ブラインド・ドンキーの気持ちよさは、ジェロームの調和的でスタッフを信頼するリーダーシップがつくる場の心地よさにありそうだなあと感じていました。
シェ・パニースがそうだったから、とジェロームは言っています。
人間関係が上下になりやすい飲食業で、シェ・パニースのファミリー感を日本で実現しているブラインド・ドンキー。
そこで、ゲストとキッチンをつないでいる夏菜ちゃんと夏野菜やハーブを楽しむ、おしゃべりクッキングの時間をご用意しました。
イベント案内はFacebookをご覧ください。
イベント収益は全額、夏菜ちゃんの未来のビジョンの資金となります。
夏菜ちゃんは来年、ビジョンを叶えるための学びの旅にヨーロッパに出る予定です。夢を共有したくて簡単なインタビュー記事にしました。
スピード優先で書いたので、文章いまいちですが、夏菜ちゃんの魅力の10%でも伝わりますように。
私の役割は、ちいさくていねいに、継いでつなげること
すべての人に優しい社会をつくりたい
パッションのひとつは、すべての人に優しい社会をつくること。
マジョリティー(多数派)に属していた自分が、ちょっとクレイジーな家庭環境で育っていたり学校を辞めたりと、マイノリティ(少数派)へと変わっていった経験にもとづいています。
社会には「広く変える人」と「小さく変える人」がいると思っていて、私は小ささを大切にしています。
「広く扱う人」の手からあふれ、今の社会ではケアしきれていない人たちをサポートする仕組みをつくりたいと思っています。
「ふつう」といわれるような家庭環境に育っていなかったり、いわゆる「いい」学校や仕事に属していない人や、その「ふつう」って一体どこからきてるんだろう、考えられるような居場所づくりをしていきたいです。
9年の社会人経験の中で、組織の規模が大きくなり現場との距離が遠くなればなるほど、どんな素晴らしい上司でもスタッフを大切にすることが難しくなるシステムになっていると感じてきました。
自分の世代とその下の世代に向けて、いまある地球の幸せを保存してあげたい。そのためのエコ・ヴィレッジをつくりたい
ひとりひとりがステキなのに、その時の価値観で自らを愛せなくて死んでしまいたいと思う人は多くいる。でもその人ひとりが生きてくれることで、幸せになってくれることでその後の同じ、少数の子たちの光になる。だからどんな境遇でも、どんな形でも生きてほしい。生きたいと思える世の中へ変えていきたい気持ちがあります。
そのために、みんなのことを家族みたいに思える小さい規模のコミュニティで、みんなを大切にできる余白をつくっていきたいです。人だけでなく、動物、虫にでも。地球上にあるすべてのものはつながっているから。
そのためのアーティスト・エコ・ビレッジをつくるビジョンがあります。
もうひとつのパッションは、民芸です。
編むことや陶芸に関心があります。
人が手作業で生活をつくってきた技術が地球にはあって、その尊い仕事が大量消費の時代でなくなってしまう前に、一個だけでも引き継いで残したくて北欧の手仕事の学校への留学にも興味があります。
家族みたいなコミュニティをつくりたい理由
子供に幸せな環境を用意できない家庭には、親にトラウマがある場合も多いと思います。大人もみんな100%完璧じゃないから、なんかやっちゃう。完璧は求めないでいい。
そのためにもコミュニティにいろんな大人がいることが必要だと思っています。
いろんな大人の中で、子供たちを育てたい。
つくりたいアーティスト・エコ・ビレッジは、かっこよくて楽しそうな場所。
ヤギやニワトリがいて、お野菜を育てたり生活を共有する村。
好きな時に海外に行ったり流動性がある村。
それぞれに仕事があって、必要な時は集まって大きなことができる村。
お金が”なによりも1番大事”とは思っていません。それよりも畑とみんなでご飯を食べる場所を持っていたから、エコヴィレッジをいつかつくりたいんです。
それよりも畑とみんなでご飯を食べる場所を持っていたい。人生で何があろうと、寝るところと食べるものがあって着るものがあれば。ベースとして最低限の衣食住があれば、最悪でも死なない。そのベースがあれば、(辛い会社ならいつだって)辞めてもいいし、きっと余裕につながってプライベートの人生も楽しめる。
誰かに何かをしたい気持ちが強いのはどうして?
みんなにごはんをつくったりするお母さん的な役割をすることが、自分へのセラピーにもなっています。
「家族」みたいな感じって、血がつながってなくてもできる。
ほんとうの家族とつながってたらなおうれしいけど、つながれないトラウマがある人も悲観しなくていい。
アーティストや自分で仕事を作っている友人たちが料理へリスペクトを持ってくれることが多いです。
独自の世界観を持っている人たちを応援したくて、同年代のアクティビストやクリエイターのイベントなどで料理が必要な時に料理をつくっています。
愛とはなんですか?
基本みんな優しさでできていて、多くは知らないことで誤解を生んでいると思います。
よく見ること。考えること。
周りの人のことも自分のことも。
その理解から生まれるのが愛だと思います。